マンモス [ま行]
4万年の眠りから目覚めたマンモスが現代に甦るモンスターパニック。ルイジアナ州ブラックウォーターのある暑い夏の日の午後。炎と轟音と共に落下した隕石が自然史博物館に展示されていたマンモスに激突。その衝撃から凶暴なマンモスが目覚めてしまう。
ちょっとコメディタッチのB級パニック映画。だけど、意外と人が死ぬ。(^^;)
仕事一筋で娘の誕生日も忘れてしまうようなだめな父親とその娘、祖父との家族愛も描かれています。
マンモスという題材は良いし、CGもなかなか見応えはありました。が、謎のエイリアンが寄生っていうのが無理やりですねぇ・・・。祖父がUFO研究しているのも都合よすぎて(笑)
続きを思わせるような終わり方でしたが、もうマンモスは関係なくなってしまうのでこれで終了なんでしょうか。
おじいちゃんが一番かっこよかったですね。(^^)/
マイ・ブラザー [ま行]
ジム・シェリダン監督、トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン主演によるサスペンスドラマ。戦地で心に傷を負ったサム、それを支える妻・グレース、サムの弟・トミーが織り成す家族の愛や葛藤を描く。
サスペンス?ではないと思いますが・・・・。
戦争というものがいかに人間を追い詰めるか、戦地で受けた心の痛みは家族の愛によって癒えるものなのか。
とても難しいテーマの映画だと思いました。
しかし!トビー・マグワイアとナタリー・ポートマンが、2人の娘がいる夫婦役なんて。
そんな歳になったんですね。
ナタリー・ポートマン、素敵な奥さんでした。
そして、トビー・マグワイアの演技も秀逸ながら、長女役の子の演技が素晴らしくてびっくりです。
モンスターズ / 地球外生命体 [ま行]
ギャレス・エドワーズ監督によるモンスターパニック。地球外生命体の増殖により隔離されたメキシコ。そこでスクープを狙うカメラマンのコールダーは、社長令嬢のサマンサをアメリカとの国境まで送り届けることに。
これは・・・モンスターパニックものではありません!!
タイトルに騙され、モンスターとドンパチ放題な映画を期待してはいけません。
境遇もなにもかも違う男女がメキシコからアメリカまで逃げるのがメインです。
しかし・・・・この2人、登場人物としての魅力があまりにもなさすぎ!
サマンサはなんで、こんな男を許せるのか・・・。
大体、パスポートは自分で持とうよ?
それから、危険地帯に入っているのに「なにがいるの?」「どうなってるの?」「なんで銃持ってるの?」とか、なぜそんな愚問ばかり出てくるのか?静かにしろって言われてるのに大声で叫ぶし。バカなの?
かなりイライラしました。
ただ、モンスターがいることよりも、軍が空爆をして被害が大きくなっていること。結局モンスターはただ繁殖しているだけで、地球人のほうが攻撃的なこと。などが描かれていることは感慨深かったです。
魔女っこ姉妹のヨヨとネネ [ま行]
ufotable制作による魔法ファンタジーアニメ。魔法や呪いを掛けたり解いたりすることを生業とする人々が住む魔の国でのろい屋を営む魔女の姉妹・ヨヨとネネの不思議な冒険を描く。ある日、ヨヨは不思議な光によって異世界へと迷い込み…。
ほんと最近のアニメは絵がきれい~~。
魔の国の森とか、魔法かける様子とか描写がすごく良いですね。
ヨヨちゃんとネネちゃんの2人の冒険かと思ったら、ほぼヨヨちゃんの冒険です。
現代社会と魔の国とのギャップにとまどいながらも、事件解決に挑んでいく様子が面白いです。
やー。それにしても、ビハク(猫)の話のときは泣けたわー(>_<)
家族で観て楽しめるアニメですね。
のろい屋姉妹ヨヨとネネ 上 新装版 (リュウコミックススペシャル)
- 作者: ひらりん
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: コミック
のろい屋姉妹ヨヨとネネ 下 新装版 (リュウコミックススペシャル)
- 作者: ひらりん
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: コミック
モテキ [ま行]
久保ミツロウの人気コミックを完全オリジナルストーリーで映画化。ニュースサイトのライターとして働き始めた藤本幸世。新しい出会いもなく、ロンリーな日々を送っていた彼に再びモテキが訪れる。
原作未読。ドラマ版も未視聴です。
映画版はドラマ版のその後のお話ということらしく、登場人物なども主人公以外は違うらしい。
パッケージだけのイメージで、「これはちょっと・・・」と思っていたし、実際観たら個人的にはやっぱりダメでした。(^^;)
ただ、こんな青年コミックらしいラブコメを実写化ってなかなかないと思うし、主人公の心の模様とともに流れるJ-POPも惜しみなく使用されていて、ゴージャスな映画に仕上がっていると思います。
主役の森山未來の演技が素晴らしくて、本当にこんな人いそう・・・と思えるところがスゴイです。そしてPerfumeとのコラボダンスも素晴らしい出来栄え!
一応、美女4人にモテまくり!という宣伝文句だったのに、実際にはただ単に会社の先輩が美人というだけだったり、たまたま連れていってもらったお店の店員だったりしたのが、だまされた感が強かったです。
でも、結局ラストが良くわからない・・・。
一番印象に残ったのは「モテキ祭り」のシーンかな。森山未來のはじけ方がすごすぎて怖い。(笑)
モールス [ま行]
孤独な少年・オーウェンは隣に引っ越して来た少女・アビーと出会う。ふたりは惹かれ合っていくが、やがてオーウェンはアビーの哀しくも恐ろしい秘密を知ることに。
スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッドリメイク版です。
話はオリジナル版とほぼ一緒でした。
オリジナル版はいろんなものが曖昧でしたが、さすがハリウッド映画。
とてもわかりやすい!
そしてホラー色が濃かったように思います。映像とか音楽で盛り上げてたような・・・。
オリジナルの「女の子じゃないから」もかなり曖昧な意味だったけど
ハリウッド版は普通の(?)男女の初恋にしたようですね。
ただ映像の美しさや、独特な雰囲気はオリジナル版にはかないませんねー。
2人の魅かれあっていく様子もちょっと突然すぎるような気がしました。
そしてアビーの過去シーンは本編では削除されてしまったようですね。
ここまでホラー色強いんだし、入れたほうが2人の絆が深まった経緯が
描かれたと思うのですが・・・過激すぎたのかなぁ?
でも主役の2人がとにかくかわいい!
せつない気持ちになるのは、こちらも同様でした。
マイケル・ジアッキノ/オリジナル・サウンドトラック 『モールス』
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2011/07/27
- メディア: CD
ムーンライズ・キングダム [ま行]
ウェス・アンダーソン監督による異色コメディ。60年代のとある島を舞台に、ボーイスカウトに所属する少年と同い年の少女の逃避行と、彼らを追う大人たちの姿を描く。
12歳の孤児の少年と、少々問題児の少女の駆け落ち・・・。
という設定で、その2人を探すため大人たちが右往左往することに。
2人の純粋な初恋は、ちょっと変わっているけど応援したくなるようなピュアなもの。
少年が島から追い出されることを知ったボーイスカウトたちが助けに行くところが良かったです。
島の警察官、ブルース・ウィリスがいい味出してたなー。
大人の事情もいろいろあり!(^^)
キャラクター設定も良いけど、島の景色や自然もとてもきれいでした。
構図も凝ったものばかりだし、何と言っても色彩が豊かで、見ごたえがありました。
ただちょっぴりバイオレンスシーン(?)もあるので
日本ではPG-12指定のようです。
黙秘 [ま行]
スティーヴン・キングが、彼の原作の映画化『ミザリー』に主演したキャシー・ベイツに捧げた小説を映画化したミステリー。
まさに、キャシー・ベイツ以外の主演はありえない!という感じでした。
過去に夫殺しで疑われていたドロレスが、18年後にまた老女殺しの容疑者となり娘が戻ってくる・・・という内容です。
現在と過去の回想がかぶり、夫との過去、娘の過去などが明らかになっていく進め方がとても上手く、引き込まれました。
また、富豪の夫人の元で20年も働いていた理由、雇い主とメイドというだけではない女同士の絆、信頼なども過去の出来ごとと重なり合い、心に響くものがありました。
スティーブン・キングがこんなに女心の深い部分に触れている作品も珍しいのはないでしょうか。
魔界転生 [ま行]
山田風太郎原作の小説を、深作欣二監督が見事に映像化した作品。魔界から甦った天草四郎時貞が幕府転覆を謀る衝撃の伝奇ロマン。
1981年の作品。自分が子供の頃に初めて観たときは、「ホラーで怖い」イメージしかなかったんですが、大人になって改めて観ると、確かに怖いけどなんて妖艶なんだ!と思いました。
歴史上の有名な人物がこぞって登場し、衣装や舞台もかなり作りこまれていて、その上、キャストも豪華~~。
この天草四郎時貞は、沢田研二以外に考えられないし、 柳生十兵衛の千葉真一が熱すぎる!
そして佳那晃子が演じる細川ガラシャの狂気じみた演技がものすごかったです。
沢田研二×真田広之のキスシーンとか!話題にことかかない作品。(^^)
日本ならではの感性で、歴史に残る映画だと思います。
メメント [ま行]
クリストファー・ノーラン監督が、時間軸を解体した斬新な設定で描いた異色サスペンス。10分しか記憶を保てない前向性健忘の男が、妻を殺害した犯人を探し始めるのだが…。
前向性健忘という設定はこの映画から始まったんでしょうかね?そのあと、洋画でも邦画でも使われている気がします。
最初のシーンからどんどん過去へさかのぼっていく手法は面白いけど、観客側も時間を戻しながら観ないといけないので、ちょっと疲れました。もう一回観直してみるともうちょっと理解できるかも。
それにしても10分は少なすぎます。10分で全部のポラロイドを見て状況を判断するっていうこと自体無理そう。生活もままならないのに、とても犯人にたどりつけるとは思えない・・・。
注)ここからネタバレあり
ということで記憶障害を利用して彼を操った人はたくさんいるけれど、それを本人が自分をだますというところが斬新だった。