日本沈没 [な行]
小松左京の原作を、藤岡弘主演で映画化したパニック大作。深海潜水艦・わだつみの操舵士である小野寺俊夫と田所博士は、日本が沈没するほどの海底異変が起きていることに気付く。しかし、その異変から日本国民が逃れる時間はもはや残されていなかった。
1973年度作品の最初の映画化版です。
この時代に作られた作品にしては、特撮に力が入っており、パニック映画としてはやはり歴史に残る作品です。
主役は一応、藤岡弘らしいのですが、どちらかと言うと日本や研究に熱い想いがある田所博士と、山本総理の2人のほうが主役っぽいです。
特に田所博士役の小林桂樹の演技がすさまじく、この映画の要になっているように思いました。また、山本総理(丹波哲郎)の働きや想いにも涙です!
大震災、富士の噴火、津波、そして日本沈没。SFとしてでなく、現在ではいつ起きてもおかしくないという感が増しています。パニックものとしてだけでなく、日本人の日本への想いを表現した作品でもあり、心に残る名作かと思います。
ところで・・・
やたらと、どこでもいつでもタバコを吸う人たち!時代を感じますねー。
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